若者のバイク離れが進む中においても一定の人気を持つハーレーとは

ハーレーライド

日本国内において、10代から20代までの若者におけるバイク離れが進行しています。バイク離れの原因となる直接的な理由としては、普通及び大型二輪免許の新規取得数がおおよそ20万人程度に減少しているという事情があります。大型二輪を購入するための費用が高騰している上に、大型二輪に対する国の規制が重なって、若者のバイク離れに拍車をかけています。
経済的に余裕のある40代以上のユーザーがバイクを購入する傾向が強く、結果として、バイクを所有する平均年齢が高齢化しているといった状態です。

また、インターネットなどの普及により、娯楽が多様化してバイクに興味を持たない若者の増加も、バイク離れの一因となっています。日本の若者は、国に支払う税金の割合が高いといった事情で、自分に使えるお金の割合が低くなる傾向にあります。特にインターネットを中心に拡大しているコンテンツは、バイクに乗るための費用と比較してかなり少ない上に、より魅力的なものが増えているといった理由もあり、ほとんどの人は、娯楽としてバイクよりもインターネットの方を選びます。

しかし、全ての若い人がバイクに興味を示さないわけではなく、一部の人は、移動手段としてのバイクに強い関心を持っている点も事実です。とりわけ、世界規模のバイクブランドであるハーレーは、高いカスタム性と普遍的なボディ等により、年代を問わずバイクユーザーに高い人気があります。ただ、ハーレーを購入するに至っては、数百万円もするコストが大きな課題となっているため、より安い値段で購入してもらえるよう、ディーラーも工夫をこらしています。

その一つに、一定以下の年齢の人を対象とした、ハーレーの維持費を割り引くサービスがあります。具体的には、エンジンやミッションなどのオイル交換にかかる費用が無料となる点や、修理及びカスタマイズにかかる費用を割引価格で提供するといったケースが該当します。
新車や中古車に関係なく、購入時にも特典が適応できるため、購入をためらっている若い人でも購入しやすい環境が整います。