愛車に自作のカウルを取り付けるのはハーレー乗りのこだわりを

オレンジ色のカウル

バイクの空気抵抗を減らす効果があるカウルは走行性能を上げる他に、個性を演出する装飾用パーツとしての意味合いも含まれています。カウルのデザインでバイクの雰囲気が大きく変わると言っても過言ではありません。
ハーレーも例外ではなく、カウルの形状や色合いで車両のイメージが左右されます。カウルは車両に余計な負担をかけないため、軽量な樹脂で作られている物がほとんどです。樹脂は加工が容易なので他の材質では難しいデザインを忠実に再現させることができます。そのため、様々なデザインのカウルが販売されている他、工作に慣れている人が好みのデザインのカウルを自作するケースも少なくありません。

カウルを自作する最大のメリットは世界に一台だけのオリジナルデザインになることです。販売されているカウルは他のカスタムパーツと比べると取り付け作業が容易なので、カスタムに慣れていない初心者でも扱うのは難しくありません。その一方で似通った外観になりやすい欠点があることから、個性にこだわるハーレー乗りほど避ける傾向があります。これはカスタムを自己表現の一種と見ているためであり、他の車両と外観が似てしまうのは己の個性を否定する意味になります。そのため、他には存在しないオリジナルデザインにしようと、カウルの自作に取り組むようになるのです。カウルの自作は樹脂の加工や成形の技術が必要な他、車体とのサイズ合わせが大きな問題です。
カスタムに慣れた人でもカウル作りを一から始めるのは容易ではありません。

樹脂製品のカウルを素人作業で綺麗に成形するのは容易ではないものの、しっかりとした物が完成した時の喜びは特別なものであることは間違いありません。ハーレーの車体に合わせたサイズと形状なら、市販されているカスタムパーツのカウルと同様にしっかりと固定させることができます。

他には存在しないオリジナルのフォルムに仕上がったハーレーはまさにこだわりの結晶であり、どのような環境で走らせても満足したひと時を過ごすことができると言えるでしょう。