ハーレーのエアフィルターの掃除方法

エアフィルター

エアフィルターは空気中のチリや砂、飛来する虫などからエンジンを守るためのパーツです。 長期期間使用すると、フィルターの効力が低下するものです。それゆえ定期的に点検を行い、時期に応じてエアフィルターを掃除・クリーニングする必要があります。
一方、定期的にクリーニングすることで、フィルターの寿命を延ばすことも可能です。その際には、適切な手順で実施することが肝心です。特にハーレー純正のエアフィルターはペーパー素材なので、取り扱いには十分な注意が必要となります。

ハーレー純性のエアフィルターをクリーニングするには、コンプレッサーのエアーによるゴミ除去が良いとされます。ぺーパー素材は水や液状洗剤に弱いからです。手順としては、先ずフィルター内側からエアーを吹き付けます。これによって付着したチリやゴミが吹き飛びます。外側から吹き付けてしまうと、網目の中にチリなどが入り、吸気効率を低下させるので注意が必要です。但し、付着した大きめのゴミを取るときは、外から網目と平行に吹き付けるのが良いやり方です。

エアフィルター点検の目安は、半年〜1年に一度となっています。
乗る場所や距離によっては、早めの点検が大事になります。 フィルターのこまめなメンテナンスは、エンジンそのもの寿命を延ばすことにもつながるのです。エアフィルターの交換時期は、8000〜10000キロが一つの目安です。フィルターは消耗品なので、長期の使用で素材自体の劣化が進みます。劣化したエアフィルターは吸気効率の低下を招き、走行性能にも影響を及ぼします。

ハーレーのエアフィルターには、湿式のタイプもあります。湿式は素材にコットンが使われており、耐久性にも優れているのです。このフィルターは、クリーニング後に専用オイルを塗布します。コットンは繊維の間に隙間ができます。それにより、細かな埃などが吸着されるのです。 オイルを塗りすぎると吸気効率が低下するので注意が必要です。